みのりんの甲虫（むし）小屋 blog

昨秋に植え替えしたまだ小さな樹にクマゼミ♀が付いて腹部を盛んに動かしていました。どうやら産卵中みたい。観察していると細い枝に産卵管を突き刺しているようです。暫く観ていると、産卵が終了したのか、枝からバックして幹側に移動し、少し離れたところに付いて、休息しているようでした。画像は、逆光で、影になってるけど、手前の枝が、ささくれ立ってるのが、わかるよね。

金色の産毛がある濃いね。羽化直後で、最初の飛翔後なのかな。

富良野の滞在では、ドラマ「北の国から」のロケ地などを巡りました。五郎（田中邦衛）の石の家の前の木製の階段に、セミが着いているのを二男が見つけました。「採りたい」というので、「そぅーと手を近づけるのだぞ」などとｱﾄﾞﾊﾞｲｽしたかいあって、無事、採集成功。♀のセミでした。「きっと、エゾＸＸセミという感じの名前だぞ。」と言いながら、証拠の画像を撮影。特徴をしっかと頭に叩き込んで、近くの木にそっとつけて放ちました。帰宅後、図鑑で調べると、恐らく、コエゾゼミと思われました。エゾゼミの名前がついているものの、本州や四国にも生息しているようです。

先週の休みに自宅駐車場で、アブラゼミ♂がひっくり返っているのを発見。羽化直後個体かなと思って拾ってみるとすでに足が空中をもがいた形で固まっていました。セミの命のはかなさを象徴する出来事でした。